振り子アプライアンス

振り子アプライアンス

振り子装置は、上顎の臼歯を約 5mm の範囲で遠位化する効果を生み出すことを目的としています。大きなアクリルボタンが固定コンポーネントとして使用され、バネまたはネジが臼歯に対して軽く継続的な力を生み出します。固定コンポーネントはバンドまたはボンディングで小臼歯または乳臼歯に固定されます。

歯科矯正用振り子装置は、事前に作動するスプリングを備えた固定装置です。患者さん自身では抜くことができないので、常に奥歯に力がかかることになります。バネの製造に使用されるワイヤーには、いわゆる「形状記憶」が大量にあり、元の形状に戻る傾向があります。これにより、臨床医がスプリングを頻繁に調整する必要がなくなります。また、アーチを広げたり長くしたりできるように、正中線に追加のネジが配置されています。